VRCアバターの質感をResoniteでなるべく再現しよう


「Resoniteにアップロードしたけどなんか可愛くない……」みたいなアバター・衣装、あると思います。

まず、Resoniteで使うことのできるトゥーン調のマテリアル(シェーダー)は、XiexeToonMaterialだけなので、基本XiexeToonで頑張る必要があります。

しかしながら「可愛くない原因はXiexeToonだからだというわけではありません。liltoonと完全に互換性があるわけではないものの、XiexeToonMaterialは陰影の色やアウトライン、MatCap、リムなどグラフィック機能が結構あるので、ほとんどのアバターで見た目を8割くらい再現できます。

以降、VRChatでliltoonマテリアルを使っているアバターを想定して説明を進めます。

1. 影が可愛くない→ShadowRampを調整する

見た目が可愛くない理由の9割がこれです なおせます

マテリアル設定がほぼデフォルトのマヌカの画像 Resonite特有の質感をしたマヌカ

デフォルト、影なし、liltoon製ShadowRampの比較 ShadowRampを変えたマヌカ×3

ShadowRampのテクスチャを変えたマヌカです。左から

  • XiexeToonデフォルト
  • ShadowRampなし
  • liltoonでGenerate Rampして出てきたテクスチャ

になります。

liltoonのShadowRampを書き出して、割り当てる

liltoonには、影設定をテクスチャとして書き出す機能があります。

Unityエディター上でShadowRampの書き出しをする

手順

  1. UnityエディターのProjectウィンドウで、目的のliltoonマテリアルを右クリックし、liltoon > [Texture] Generate Rampをクリック。
    • テクスチャが生成されます。
  2. 画像をResoniteにドラッグ&ドロップ(またはコピー&ペースト)
  3. 目的のXiexeToonMaterialのShadowRampに割り当て

Unityエディター上でShadowRampを書き出しした後 マテリアルを複数選択してGenerate Rampするとまとめて書き出せて時短になります

Resonite上でShaodwRampを割り当てた図 結構VRCぽい見た目になると思います。

時間が無い人向け

ShadowRampをとりあえず消すだけでも結構効果がある……かも。

Resonite上で表示されたXiexeToonMaterialのインスペクター。ShadowRampテクスチャのClearボタンが強調されている。

XiexeToonMaterialのデフォルトShadowRampがグレーのグラデーションになっておりVRC向けアバターの見た目とかなり相性が悪いので、ほとんどの場合消すだけで改善します。

陰影が消されたマヌカ

ただし、陰影がつかなくなるので、アバターや衣装によっては違和感が残るかもしれません。

うっすらOcclusionMapをいれる

XiexeToonは環境光をリムっぽく描画するのですが、これの影響で暗い部分がくすんで見えることがあります。

AmbientOcclusionMapに本当にうすい(真っ白でないがほとんど白の)グレー色のテクスチャ(SolidColorTextureとか)を入れると暗い部分のくすみがそれなりに解消します。

2. デスクトップモードで手がフワフワする

ResoniteにはLocomotionAnimationという、移動とかジャンプするときとかにアバターの手足を動かす機能があります。

アバターセットアップ時に自動で設定されますが、設定値が微妙なことがあります

LocomotionAnimationHandMetricsのパラメータを調整

腕が妙に落ち着かないマヌカ

アバタールートについているLocomotionAnimationHandMetricsの値を調節しましょう。これは移動時にアバターのをフワフワ動かすための設定を記入するコンポーネントです。

LocomotionAnimationHandMetrics HandOffsetArmLengthの値を変えよう

まっすぐになったマヌカ 腕が落ち着いたね

大体の場合

  • HandOffset(腕の広げ具合)を少し小さく(0.1くらい)
  • ArmLength(腕を伸ばし具合)を少し大きく

するとそれっぽくなる……気がします。